従来の専利復審委員会は、3月15日付で「専利局復審と無効審理部」(http://reexam.cnipa.gov.cn/)と国家知識産権局下の専利局に付属する組織に改組されたが、4月26日の世界知識産権日に合わせて、中国知識産権局は2018年度の専利復審委員会が下した審決から典型事例として13件を抽出し、参考となるべき事例として公示した。以下、判明する事実は確認し加筆、仮訳で紹介する。
参考サイト:
http://reexam.cnipa.gov.cn/zxzx/szyw/fsxw/22008.htm
http://www.cnipa.gov.cn/mtsd/1138630.htm
(1)アップルvsクアルコムの発明特許無効宣言請求事件
「コンピュータ装置のアクティブカードメタファー」 発明特許無効宣言請求事件
「高密度のローカルインターコネクト構造を有する回路及びその製造方法」 発明特許無効宣言請求事件
「ワイヤレス通信デバイスをロケーティングし、追跡し、および/または回復する装置および方法」発明特許無効宣言請求事件
※ 2018年以来、アップルとクアルコムは40件を超える無効取消請求があるが、代表的3件である。
(2)「一体型自撮り装置」実用新案権無効宣告請求事件
(3)「抗ウイルス化合物としての縮合イミダゾリルイミダゾール」発明特許権無効宣告請求事件
(4)「グラフィカルユーザーインターフェイス付きコンピュータ」意匠特許無効宣告請求事件
(5)「電動一輪自走車」特許権無効宣告請求事件
(6)「点眼液」発明特許特許権無効宣告請求事件
(7)「バッテリーチャージャーシェア機」実用新案特許無効宣告請求事件
(8)「修飾された性質を有するグルコアミラーゼ変異体」発明特許無効宣告請求事件
(9)「化学気相成長法装置」の実用新案特許無効宣告請求事件
(10)「灸杯(艾灸杯)」実用新案特許出願再審請求事件