【アメリカ】USPTOオフィシャルフィー値上(2020年10月2日)

アメリカ特許商標庁(USPTO)は、8月3日付、3年振りのオフィシャルフィー値上を公示した。適用は、2020年10月2日よりとなる。公示では5%の値上げとの説明があるが、概ね10%弱程度の値上げである。維持年金のグレース期間での手数料が500ドルと高額になった。また、AIA関係の当事者系料金もかなり引き上げられた。施行前に必要な手続きを行うことをお勧めする。

主な料金の改定内容は下記の通り:

     手数料項目改定前改定後
特許出願$300$320
仮出願$280$300
独立クレーム4 個以上1個当たり$460$480
クレーム21 個以上1個当たり$100据置き
マルチ従属クレームがある場合$820$860
PDF,Word形式でない場合の出願$400
(2022年1月1日より適用)
必要書類補充提出追完料$160据置き
特許出願サーチ料$660$700
特許出願審査料$760$800
PCT国内移行出願(基本料+調査料+審査料)$1,5801,660
特許出願登録料$1,000$1,200
意匠出願$200$220
意匠出願サーチ料$160据置き
意匠出願審査料$600$640
ヘーグ国際意匠移行出願$960$1,020
意匠出願登録料$700$740
1ヶ月の応答期間延長$200$220
2ヶ月の応答期間延長$600$640
3ヶ月の応答期間延長$1,400$1,480
継続審査請求(RCE)$1,300$1,360
RCEの2回目以降請求$1,900$2,000
情報開示陳述書(IDS)(規則1.17(p)の場合)$240$260
維持年金1回目(3.5年度)$1,600$2,000
維持年金2回目(7.5年度)$3,600$3,760
維持年金1回目(11.5年度)$7,400$7,700
維持年金グレース期間支払$160$500
特許証訂正$150$160
査定系Reexamination請求$6,000$6,300
審判請求$800$840
審判部回付$2,240$2,360
当事者系Review請求$15,500$19,000
詳細は下記の対比リストでご確認ください。

参照サイト:https://www.uspto.gov/about-us/performance-and-planning/summary-fy-2020-final-patent-fee-rule
詳細対比リスト(Excel) https://www.uspto.gov/sites/default/files/documents/Table%20of%20Patent%20Fee%20Adjustments-FY2020%20Final%20Rule.xlsx