国務院は、11月11日付、著作権法改正を公示し、2021年6月1日から施行することを公示した。去る8月18日に最終の審議稿を公示しており、6章67条の改正を行ったことになる。
主な改正の内容は、新しい著作物、民法典の改正の影響、著作隣接権の明確化、アメリカのミレニアム法に対応も含めて、以下のようにまとめることができる;
1.賠償額の増額と懲罰的賠償制度の導入
法定賠償額上限500万元、またに故意など事情が重大の場合に賠償額5倍以下に増額できる。この改正により救済内容は商標法、特許法、不正競争防止法と横並びの規定となった。
2.損害倍上顎確定のために資料提出命令の追加
3.侵害複製品を製造するための材料、工具、設備などの廃棄命令の追加
4.視聴作品の範囲拡大
オンラインゲーム、音楽の噴水、ライトショー、花火ショーなどネットを通じて電子的に提供される準視聴覚作品を視聴覚作品の範疇に含め視聴著作物として保護範囲を拡大した。
5.公衆送信権の範囲拡大
インターネットライブ中継中に他人の著作権を侵害する事件に対応するために情報ネットワーク送信権と公衆送信権を調整した。
6.技術的保護の規定追加
7.共同著作物の帰属の調整
8.出演者の権利の帰属の調整
9.著作権集団管理組織の職権、職域などの調整
10.障害者対応規定の追加
参照サイト:http://www.gov.cn/xinwen/2020-11/11/content_5560583.htm
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