【中国】2021年度商標審査審理業務報告(3月24日)

中国商標局は、3月24日、第14次五か年計画の初年度にあたり、「八大特別行動」と「100の実務活動」など12プロジェクトの任務を遂行した2021年度の商標審査業務の結果を実績数字を挙げて報告した。

21.5万字
2021年11月16日、「商標審査審理指南」を発表したが、商標法施行後初めて全商標業務をカバーする基準であり、上下2編は44章21.5万字からなる。
1400万件超
2021年、商標局は5つの地方商標審査協力センターを含む2200人以上の審査官が1400万件を超える商標審査審理を完了した。審査では商標出願1056.8万件(前年比+20.3%)、マドプロ出願61343類を完了し、異議申立の審査は17.万件(前年比+12.5%)、団体商標出願の審査2895件、証明商標の出願審査2844件、その他の各種審査38.38万件(前年比+6.8%)。商標3年不使用を含む登録後の審査340.8万件を完了した。
774万件
2021年の商標登録件数は773.9万件(前年比+34.3%)。国内出願の登録は754.3万件と全体の97.5%、外国からの出願の登録は19.4万件と全体の2.5%を占める。
4か月、7か月
商標局は「全体商標登録期間削減作業方案」を実施し、平均審査周期が4か月で、2021年末までに全体商標登録期間を7か月に圧縮することに成功した。
48.2万件
商標の悪意と先取り登録行為を正しく打撃するため、使用を目的としない悪意のある商標登録出願48.2万件を処分した。「商標悪意のある注ぎ込み行為に打撃を与える特別行動案」を厳格に実行し、悪意のある先取り行為が明確で、社会公共利益を損なう悪意のある先取り商標出願1628件を却下、登録商標1729件を職権で無効宣告した。
3位
2021年、商標局はマドプロ商標国際登録出願5928件を受理し、世界第3位になった。2021年末での中国出願人がマドプロ商標電子出願率97%に達した。
315件
北京冬季オリンピック組織委員会の知的財産権保護に協力するため、商標局は審査業務に特別対応を行い、北京冬季五輪組織委員会の出願した315件の商標は45類で全面的な法律保護を受けた。

参照サイト:http://sbj.cnipa.gov.cn/ssbj_gzdt/202203/t20220324_21821.html