国家市場監督管理局(SAMR)は、6月8日付、国家独占局による「中国独占禁止法執行年次報告(2021)(中国反垄断执法年度报告(2021))」を公示し、2021年度の独占禁止法執行の活動を総括した。
2021年の独占禁止法執行事件は175件(前年比+61.5%)が調査処分され、課徴金は235.9億元約4720憶円)だった。このうち、独占契約事件は11件、同16.7億元、市場での支配的地位の乱用は11件、同218.5億元、事業者集中は107件、罰金7235万元、競争を排除または制限する行政権力の乱用46件である。なお、 事業者集中の審査終結件数は727件(前年比+53%)、内ち禁止は1件、4件は制限付きで認可された。
年次報告書は全160頁からなり、以下の章で編成されている
第一章 業務概要
第二章 有効な法執行
第三章 業界ごとの法執行
第四章 公平な競争政策
第五章 法治の構築
第六章 国際協力交流
第七章 競争擁護
第八章 地方業務
第九章 記念事業
付録
第三章の業界ごとの法執行と付録の各ガイドラインは参考になる。
参照サイト:https://www.samr.gov.cn/xw/zj/202206/t20220608_347582.html