【中国】全国特許代理業発展状況(2021年)を公示(7月8日)

国家知識産権局(CNIPA)は、7月8日付、全国特許代理業発展状況(全国专利代理行业发展状况)(2021年)を公示し、2012年から2021年までの特許代理人事務所(専利代理機構)、弁理士(専利代理師)及び弁理士資格試験の状況を報告している。

1.特許代理人事務所
 特許代理人事務所は、図に示すように2021年まで順調に増加し3934事務所、2021年だけでも20%増の600事務所が増加している。所在地上位は、北京には全体の21.6%を占める845事務所があり以下、広東(634)、江蘇(424)、浙江(286)、上海(265)と続いている。営業期間としては3年未満が1,824事務所で全体の46.4%を占めている。なお、20年以上営業している事務所は316事務所で8.1%である。また、人員数では10人未満の事務所が3,356事務所と全体の85.3%を占ており、21-50人が143事務所、50人以上が43事務所である。

2.弁理士
 弁理士資格取得者は、2021年に約7,000人(13.7%)増えて、60,369人まで増加したが、弁理士登録は同じく約3,600人増え26,840人である。弁理士登録人数の所在地上位は、事務所の所在地と同じで、北京9,742人、広東3,758人、江蘇2,100人、上海1,749人、浙江1,359人、である。

3.試験状況
 弁理士試験受験者は毎年増加しており、2021年は約2万人が受験し、合格は2,931人、合格率は約12.5%であった。

参照サイト:https://www.cnipa.gov.cn/art/2022/7/8/art_2421_176456.html