【中国】「 特許開放許諾使用料算定ガイドライン(試行) 」を公示(10月24日)

国家知識産権局(CNIPA)は、10月24日付、2020年の特許法改正で導入した特許開放許諾(50条-52条)に適用する「特許開放許諾使用料算定ガイドライン(試行)(专利开放许可使用费估算指引(试行))」(国知弁発運字〔2022〕56号)を公示した。

中国特許のライセンスオブライト(LOR)にあたる開放許諾特許に対するライセンスレートの算定に対する基準書となる。中国での一般的な特許ライセンス契約を考えるうえでも、7月に発表された「2021年及び最近5年の届出特許ライセンス契約関連実施料率データ」とともに大変参考になる。

目次は以下の通り:
特許開放許諾使用料算定ガイドライン(試行)
一、総則
二、算定方法
(1)当該特許の自己実施による収益
(2)当該特許の実施許可使用料を参照
(3)同業界の特許ライセンス統計データを参照
(4)国際的に一般的なライセンスレートを参照
(5)資産評価方法
三、作業手順
(1)特許開放許諾の妥当性の判断
(2)シナリオ別の算定方法の選択
(3)算定算基数の決定
(4)調整係数の設定
(5)使用料と支払い方法の決定

添付1:開放許諾使用料算定例
添付2:「第13次5カ年計画」国民経済業界特許通常実施許諾統計表
添付3:本ガイドラインの作成に参照した法律法規及び関連政策

参照サイト:http://www.cnipa.gov.cn/art/2022/10/24/art_75_179776.html