【中国】中国日本商会「中国経済と日本企業2023年白書」発表(6月12日)

中国の日系企業などで構成される中国日本商会は、6月14日付、「中国経済と日本企業2023年白書」14版を発表した。本白書は、中国の在住日系企業が直面する課題の分析や解決のための建議をまとめたものとして、日本から中国の現状を理解する上で、大変良い資料である。今年度の白書は、「税務に関する問題」と「データの越境・管理に関する問題」をテーマにしているが、全体は4部28章からなり、第2部の共通課題には競争、知的財産、技術標準などが、第3部には各産業別の県議となっている。

知的財産については、第2部6章にまとめられているが、権利化プロセス、紛争対応などでの課題を分析し、
1.知的財産の適切な保護の促進
2.知的財産にかかわる公正な競争環境の実現
3.知的財産にかかわる紛争処理の公平化・合理化
に分けて、23項目の建議をだしている。それぞれ同意できる内容である。

参照サイト:知財部分 https://www.cjcci.org/cj_pdf/2023bs/Nouhin230531/Kakusyo/2-6_Chitekizaisan/2-6_Chitekizaisan_JP.pdf
      公示 https://www.cjcci.org/detail/576/576/4440.html