【中国】華為、2022年特許ライセンス収入は5.6憶ドル(7月13日)

華為(Huawei Technology)は、7月13日付、イノベーションと知財フォーラム(创新和知识产权论坛)を深圳で開催し、2022年度の知財活動の総括や自社のライセンス方針について具体的な表明を行い注目を受けた。

華為の2022年のファーウェイの研究開発費は1615億元と年間経常利益の25.1%を占めた。また、2022年のEU産業研究開発投資ランキングで4位となった。なお、過去10年間の研究開発費投資累計は9773億元に達している。2020年末に全世界中で4万件を超える有効特許(ファミリー特許を含めると10万件超)を保有する。現状のライセンス交換契約総数は200以上で、パテントプールを通じて350社以上が同社の特許を利用しているとし、2022年の特許ライセンス収入は5.6億ドルに達している。

最高法務責任者の宋立平氏と知的財産部長の樊志勇氏は、「華為は世界の産業と数千の産業の持続可能かつ共通の発展を支援するために、特許を通じてイノベーションを世界で共有することに意欲がある」と述べ、これまで数多くの標準に貢献してきた立場を踏まえて、標準特許のライセンスの透明性を高め、公平性、合理性、非差別の原則(FRAND)に取組むとして、特許ライセンス計画と具体的な手数料率を発表した。
1.携帯電話 5Gは2.5ドルを超えず、4Gは1.5ドルを超えない;
2.Wi-Fi機器 Wi-Fi6は0.5ドル;
3. IoT機器 販売価格の1%、1製品0.75ドルを上限とする。また、IoT機器接続装置は、0.3~1ドルを設定。

参照サイト:https://www.huawei.com/cn/news/2023/7/ipr-innovation-horizon