【オーストラリア】出願料金値上げ(2024年10月1日)

オーストラリア知財庁(IP Australia)は、すでに2023年末から2024年1月まで公示していた特許、意匠、商標及び植物新品種の手続きオフィシャルフィーの改訂を2024年10月1日より実施する。IP Australiaは、オフィシャルフィーを4年毎に改訂しており、2020年の10月以来となる。

特許出願では、直接出願とPCT出願の移行出願がともにAU$30の値上げ、審査請求がAU$50の値上げ、超過クレーム料が新設され、21以上30個までAU$125、30個以上AU$250となる。特許年金も6年次以降値上げとなっている。
 超過クレームについては、これまで認可時のクレーム数で超過料金が計算されていたので、認可前にクレームを調整するようにしていたが、今後は審査開始通知6か月前に審査開始通知があるので、この機会にクレームの削減や減縮し、不要なクレームを調整することができる。また、審査官にとっても負担が減る機会でもある。

意匠出願では、出願がAU$50値下げ、しかし審査がAU$80値上げとなり、意匠年金も6年次以降値上げとなる。

商標出願では異議申立の手数料が新設されている。その他は、以下のサイトでご確認ください。

参照サイト:https://www.ipaustralia.gov.au/about-us/accountability-and-reporting/fee-review-2023-24