アメリカ特許商標庁(USPTO)は、9月25日、特許権利期間調整 (PTA)を決定するために使用している特許権利期間調整ソフトウェアの更新作業で設定ミスがあることを発見したと公示した。この設定ミスのために、2024年3月19日から7月30日までに発行された特許に影響を及ぼし、USPTOの審査による遅延(35USC154(b)(1)(A))及びその重複制限(35USC154(b)(2)(A))に基づく重複量の計算が正確でない可能性があるとしている。35USC154(b) に基づくその他の PTAの 計算には影響がなかったようである。
USPTO は既にこのミスの原因を特定し、プログラムを修正したとしている。なお、ミスによりPTA掲載にミスがあり、その修正を求める特許権者は、37CFR1.705(b)に基づき、特許公報に記載されている PTA期間の再検討を速やか請求する必要があるとしている。
参照サイト:https://www.uspto.gov/sites/default/files/documents/og-pta-software-error.pdf