国家知識産権局(CNIPA)は、1月24日付の国知発保字〔2022〕5号により、1月20日付の地方政府の知識産権局に対して、国家知識産権局の2022年度行政保護業務計画(2022年全国知识产权行政保护工作方案)を通知したことを公示した。
2022年度の保護計画は、第14次5か年計画における国家知的財産保護と運用計画などに基づいており、14の計画をリストアップしている。注目されるポイント;
3.非正常特許出願と悪意のある商標出願行為の取締
5.特許侵害行政裁定の強化
6.商標保護業務の指導強化
7.地理的表示の保護監督強化
期間対策としては以下を挙げている;
8.重要なイベントである冬季オリンピック・パラリンピック、アジア大会や各展示会での知的財産保護対応
9.重点対策事業分野として、食品、医薬品、種子産業、セメント及び公衆衛生など公共の福祉にかかる事業分野で知的財産権保護や地理的表示の保護、また、外国での知的財産紛争支援
10.重要事業分として、EC取引での知的財産権保護の強化
11.特定期間の対策として、春節、労働節、中秋節、国慶節などの重要な期間での重点的対策
非正常や悪意の出願は行政処罰をこの数か月大量に行ったており、数は減少していることが見てとれるが、懲りない連中の上に法律があれば下に対策があるの行動で闇に隠れることを行政としては対策を継続しようとしていることがわかる。計画のランキングから特許侵害紛争を行政で処分することに強い意志があることも注目されるところである。
参照サイト:http://www.cnipa.gov.cn/art/2022/1/24/art_75_172901.html