国家知識産権局は、3月16日付の各地方政府の知的財産部門に対する「知的財産権の高品質発展推進年度業務指針(2022)」（推动知识产权高质量发展年度工作指引(2022)）の通知（国知発保函字〔2022〕15号）を3月21日付で公示した。
2022年度の主な目標は、知的財産権強国の建設活動の健全化、省市の当局の連動活動の連携強化、知的財産権創造の質の向上、知的財産権運用の効果と利益の実現、知的財産権サービスレベルの向上、知的財産権の国際協力と競争の推進、知的財産権保護活動の全面的強化、イノベーションに対する更なる強力な支援を掲げている。具体的に以下の項目ごとの目標を掲げている。
・知的財産権の創造：「発明特許審査の質向上と審査効率特別実施案(2019-2022年)」に基づく審査の質向上と効率向上の目標達成、発明特許審査期間16.5か月、高価値特許審査期間13.8か月、商標登録平均審査期間4か月。
・知的財産権保護：「知的財産権保護の強化に関する意見」の実行、行政と司法の保護の連携を健全化、北京2022年冬季オリパラの知的財産権保護。
・知的財産権の運用：知的財産権の価値実現ルートの円滑化、知的財産権の質権設定融資の推進し中小企業数を10%以上増加、有効特許の産業化率の向上、全国の特許密集型産業の増加のGDP占有率の向上。
知的財産権サービス：知的財産権公共サービスシステムの向上、知的財産権保護情報プラットフォームプロジェクトの推進、TISCと大学国家知的財産権情報サービスセンターの機能拡大。
・知的財産権管理：局省協力体制の最適化により重点発展地区で率先し知的財産権強市建設。
任務内容で注目されるのは、非正常特許出願や悪意先取り商標対策に関する内容が強化されていることである。
参照サイト：https://www.cnipa.gov.cn/art/2022/3/21/art_551_174161.html