【アメリカ】USPTO商標出願料金改定(2025年1月18日適用)

アメリカ特許商標庁(USPTO)は、11月18日付の官報で、3月25日に公示した商標出願関連手数料改定を2025年1月18日より適用することを公示した。出願から更新まで全体的に値上げとなる。更新出願手続き関連では、改正案より更新出願は抑え、宣誓書関連を一律上げる変更をしているため、来年の初めに更新を迎える登録商標を所有している場合、値上げ前に手続きを繰り上げることをお勧めする。下記の説明では、利用が少ないため、紙出願の手数料を値上げの説明を省略する。

出願手続きでは、現在の商標電子出願システムTEAS Standard及びTEAS Plusのために分かれた手数料を廃止し、単一の料金体系に改め、記載不備の補正と指定商品・役務の自由記載の場合の出願手数料を新設する。

登録後手続きでは、登録商標の維持率が減少しており、今後もその傾向が続くと予想されること、コストの増加などの理由から収益のバランスを調整するために、更新関連手数料を値上する。また、登録日から6年及び10年後に期限が到来する商標法8条もしくは71条(マドプロ)に基づく使用宣言書(Declarations of Use)の提出も値上げする。

その他の手続きの手数料は、異議申立や無効取消に代わる情報提供(LOP:Letters of protest)の手続きコストが今後も増加する可能性が高いため、また、請願(Petition)及び放棄出願復活の請願も同様に手続きの収益のバランスを調整するため値上げする。

参照サイト:https://www.federalregister.gov/documents/2024/03/26/2024-06186/setting-and-adjusting-trademark-fees-during-fiscal-year-2025

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