【中国】違法の特許代理人事務所を処分(8月23日)

国家知識産権局は、8月23日付、弁理士業の管理を強化するための藍天(BlueSky)キャンペーンを2019年より実施しており、2020年10月以降の活動結果として、69の代理人事務所と2名に個人を処罰処分したことを発表した。処分理由は、無資格、無許可である。上海市が最も多く23事務所と1名の個人となっている。これは、氷山の一角と言えるので、現地法人が利用する代理人事務所を選択する場合、十分な注意が必要である。

代理人事務所は、北京(734社)、広東(538社)、江蘇(325社)、浙江(228社)、上海(215社)に集中しており、30年以上事業を続けている事務所は25社と全体の1%、逆に5年未満の事務所は2,046社と全体の63%、5~9年の事務所は452社、全体の14%を占めている。このように、最近設立された事務所が多い現状がある。

ご参考まで、有資格者代理人事務所や処分を受けた代理人は以下のサイトで確認することができる。http://dlgl.cnipa.gov.cn/txnqueryAgencyOrg.do

参照サイト:https://www.cnipa.gov.cn/art/2021/8/23/art_53_169607.html