【中国】国家標準「特許評価ガイド」施行(9月1日)

国家知識産権局(CNIPA)は、中国人民銀行、国家金融監督管理総局と共同で国家標準「特許評価ガイド(专利评估指引)」(国家標準番号GB/T 42748-2023)を編制し、このほど国家市場監督管理総局(国家標準化管理委員会)の許可を得て発表した、2023年9月1日から施行される。

本ガイドは、特許評価の基礎的方法を提供し、各方面が特許の制度的特徴と運用規則を把握するよう誘導し、評価指標による総合的な評価方法でより科学的な評価に有利である。本ガイドはこれまでの試行と広範な意見募集により、法的価値、技術的価値、経済的価値の3指標、そして、2次指標14項、3次指標27項及びいくつかの拡張指標を含み、許諾、譲渡、金融、財税、権利侵害、等級管理などの異なる場面での指標に選択したり、実際の需要、交渉、総合的市場情報分析を通じて、特許の市場価格と価値の実現に寄与することが期待されている。

参照サイト:https://www.cnipa.gov.cn/art/2023/9/1/art_53_187168.html
ガイド 

【中国】「国家標準化発展要綱」を発表(10月10日)

中国共産党中央、国務院は、2021年10月10日付、「国家標準化発展要綱(国家标准化发展纲要)」を発行し、各地区の各部門に真剣に実行するよう通知した。

国家標準化発展要綱の目的は国家治理の体系と能力を推進する上での基礎、指導性の作用がある国家標準を更に、新時代における高品質の発展を推進し、社会主義現代化国家を全面的に建設するために、標準化の発展を計画的に推進するとしている。

国家標準化の発展としては、2025年までに、政府主導による標準運用は産業と貿易を中心に経済社会全体に転換し、標準化は国内から国際になり、その発展は数量型から品質効率型に転換することで、経済社会の高品質な発展を促進し、新たな発展パターンの構築により大きな役割を果たした。特に、農業、工業、サービス業と社会事業などの分野の標準がすべてカバーされるともに、標準化レベルが大幅に向上し、科学技術計画プロジェクトの標準研究成果率は50%以上に達し、国家標準制定周期は18ヶ月以内に短縮され、標準化の経済効果、社会効果、品質効果、生態学的効果は十分に現れている。また、標準化開放レベルが著しく向上し、多数の世界クラスの包括的で専門的な標準化研究機関、いくつかの国内品質標準研究所、および50を超える国内技術標準イノベーションベースが構築されたために、標準、測定、認証と認定、検査とテストの統合された運用を備えた国家品質の基盤システムが形成され、標準化されたサービス産業は基本的に経済的及び社会的発展のニーズを満たしている。2035年までに、構造的に最適化され、高度で合理的で、国際的に互換性のある標準システムがさらに完成し、中国の特徴を備えた標準化された管理システムがより完璧となり、市場主導、政府主導、企業志向、社会参加、およびオープン統合の標準化の完成を目指すとしている。

国家標準化発展要綱は以下の通り、全9区分35項目から構成されている:
(1)全体要求(1~2)
(2)標準化と科学技術革新の相互作用による発展の推進(3~5)
(3)産業の標準化レベルの向上(6~10)
(4)グリーン発展の標準化保障の完成(11~15)
(5)都市と農村の建設と社会建設の標準化プロセスの加速(16~21)
(6)標準化された対外開放水準の向上(22~24)
(7)標準化改革のイノベーションを推進(25~29)
(8)標準化発展の基礎固め(30~33)
(9)組織実施(30~35)

参照サイト:http://www.gov.cn/zhengce/2021-10/10/content_5641727.htm