サウジアラビア知的財産庁(SAIP)は、2024年4月から商標出願の審査手続きで、10日間の補正期間を廃止すると通達した。これにより、従来、審査手続きで、出願に不備がある或いは障害がある場合、先ず10日間の補正機会が与えられていたが、最終拒絶査定が通知されることになる。この通知を受けた場合は、60日以内に審判請求し、審判手続きの中で必要な対応をすることになる。
今回このような改正がされた背景には、業務効率の向上(処理遅延対策)、正確・適切な出願の奨励を計っているようである。従って、出願前に商標調査や指定商品・役務の検討を十分行うことが望ましい。
出典:代理人情報