北京市知識産権局は、2024年中関村フォーラム初日の「世界知的財産権保護・イノベーションフォーラム」において、北京市知識産権局が中心北京市知識産権公共サービスセンターと中国国際貿易促進委員会商事法律サービスセンターとともに発行した「標準必須特許ライセンス運用ガイドライン(标准必要专利许可操作指南)」(以下「指南」)が発表した。
北京市は、地域的な発展の必要性もあり、重点法域での標準必須特許(SEP)に関する法律法規、政策文書、司法事例を整理し、標準必須特許の焦点となる問題に関する司法動向と政策の傾向を分析、整理し、標準必須特許ライセンス活動でのリスクと運用上の提案として、イノベーション主体に実用的な参考資料としている。
指南は以下の通り、標準と標準必須特許の基本概念から紛争解決までの4部17項目と添付資料で79頁からなり、中国でのSEPライセンスではたいへん参考になる。
標準及び標準必要特許の基本概念の紹介
1. 標準
2. 標準組織
3. 標準組織の知的財産権政策
4. 標準必須特許
5. 標準必須特許製品
6. 公平、合理、無差別の原則
ライセンス活動基本手順
1. 二国間ライセンス交渉手順
2. パテントプール許可
3. ライセンス料の計算
その他のホットな問題
1. ライセンスレベル
2. 特許ハイジャック、リバースハイジャック、ライセンス料スタック
3. グローバルレート
4. 禁止事項
ライセンス紛争の解決
1. 裁判外紛争解決
2. 訴訟
3. 行政裁決
4. 独占禁止申立
別添1:世界の主なパテントプール基本状況の紹介
添付2:典型的な事例の概要
添付3:参考資料
参照サイト:https://zscqj.beijing.gov.cn/zscqj/zwgk/tpxw/436429396/index.html