欧州特許庁(EPO)は、1月25日付の予告通り、EP特許出願審査ガイドライン2021年版を公示し、同日施行した。改正はパートAからHの全ての部分に対して行われ、2019年版は廃止される。
改正版では、主要な内容とマイナー内容に分けられており、パートAは分割出願と生物学的材料に関する出願の詳細が追記された。パートCは電話による相談とインタビューが「協議-Consultation」に統合され、原則としてビデオ会議になる。パートEはビデオ会議による口頭審理と電子的通知に関する詳細が追加された。パートFは、拡大審判部の意見G 3/19による生物学的方法により得られた動植物の非特許性と単一性欠如がの実務が追加された。パートGは、コンピューターで実装された発明とバイオテクノロジーの分野の発明に関連する特許性が明確にされた。これらの概要は下記の一覧リストで確認できる。
ガイドラインの構成は以下の通り
A 方式審査
B 調査
C 実体審査
D 異議・無効手続き
E 一般手続き
F EP出願
G 特許性
H 補正と訂正
参照サイト:公示 https://www.epo.org/law-practice/legal-texts/guidelines.html
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