【中国】「医薬品特許紛争早期解決メカニズム実施弁法(試行)」の施行(2021年7月4日)

国家医薬品監督管理局と国家知識産権局は、7月4日付、2021年第89号を公示し、昨年9月に意見募集を行った、「医薬品特許紛争早期解決メカニズム実施弁法(試行)(药品专利纠纷早期解决机制实施办法(试行))」、即日施行した。

本弁は、「審査承認制度の改革を深化させ医薬品医療機器の革新を奨励する意見」と2019年の「知的財産権保護の強化に関する意見」を進め、医薬品特許リンケージ制度を確立するためのもので、全16条からなり、立法の目的、特許情報の登記、登記プラットフォームの管理、登記情報の更新管理、登記特許の種類、後発薬申請人の陳述、異議申立、待機期間、分類と手続き、救済などについて規定されている。詳細は仮訳でご確認ください。

なお、国家医薬品監督管理局は、同日に中国上市医薬品特許情報登記プラットフォームの運用開始を公示している。
公式サイト:https://zldj.cde.org.cn/home

申立は所定の書式(申立書、補正書、意見陳述書)を使用することを条件としており、提出先を含めて下記の公示を参照のこと。
https://www.cnipa.gov.cn/art/2021/7/5/art_74_160570.html

医薬品関連事業者は、登記プラットフォームの定期的な確認業務が求められることになる。

参照サイト:
https://www.cnipa.gov.cn/art/2021/7/4/art_74_160513.html
https://www.nmpa.gov.cn/xxgk/ggtg/qtggtg/20210703223942131.html
https://www.nmpa.gov.cn/xxgk/ggtg/qtggtg/20210703224608174.html
仮訳