商標局は10月21日付、2019年度上半期の商標出願処理状況を分析し、出願件数343.8万件と対前年比-4.%減少している状況を報告した。
外国からの出願は、アメリカ26,421件、日本15,613件、イギリス12,152件、ドイツ10,776件、韓国9,079件、フランス7,073件が上位で、それぞれ増加している。
なお、登録件数は、351.5万件である。
商標局は各種審査を短縮する取組みをしており、それぞれ以下の期間まで短縮したと報告している。
登録審査 5か月
異議申立 12か月
却下再審 7か月
譲渡 4か月
変更、更新 1か月
ところで、商標局は2019年4月1日から3か月間に渡り非正常商標出願24,145件を却下したが、その量は同期審査件数の1.2%、同期却下件数の4.2%を占めたと報告している。この内、悪質登録(悪意や先取り性質を含む)の性質の出願件数は8,656件と約36%、販売目的の先取り出願件数は15,489件と約64%を占めたと報告している。なお、販売目的の先取り出願件数は、4月の10,270件から6月には1,063件と減少している。
異議申立件数は76,696件(前年同期比+49.5%)、異議裁定件数は38,883件(同+21.4%)である。異議成立率(部分成立含む)は44.8%と前年同期比で約+6.7㌽増加した。
再審請求は、198,219件を受理し、前年同期比+55.4%である。その内、却下再審請求は172,521件、当事者系の複雑な案件は2,598件を受理した。
審判請求は、158,548件を受理し、前年同期比+33.6%である。3年連続不使用取消請求件数は47,626件(前年同期比+36%)で、査定件数は39,594件(前年同期比+34%)で、その内、取消登録商標は28,337件と71.6%を占めている。
参考サイトは下記の通り。http://sbj.cnipa.gov.cn/sbtj/201910/t20191021_307503.html