【欧州】欧州単一特許ガイド改訂版発行(11月15日)

ヨーロッパ特許庁(EPO)は、11月15日、欧州単一特許ガイド(Unitary Patent Guide)の第3版の改訂版を公示した。改訂版は、2023年6月に発効した単一特許制度の改訂を反映しており、今回は、ルーマニアの加盟(2024年9月1日)、権利の回復、単一登録の延期請求手続き、許可申請(2024年11月1日以降)、MyEPOポートフォリオの新機能、手数料払戻
などが更新されている。

現在 EPO が認可登録しているヨーロッパ特許(EP)の1/4以上が単一特許(UP)に転換されており、制度導入以降、EPの4万件強がUP登録に転換されており、今年は 2.3万件を超えることがよそうされている。

なお、同日に、対ロシア制裁強化が公示されており、ロシアの個人や法人等の出願人はUP取得ができないよう受理しないことが最確認された。

参照サイト: ガイド紹介ページ https://www.epo.org/en/news-events/news/unitary-patent-guide-updated
ガイド https://www.epo.org/en/legal/guide-up/2024/index.html
ロシア制裁 https://www.epo.org/en/news-events/news/unitary-patent-legal-provision-implement-eu-sanctions-against-russia

【欧州】欧州単一特許指定状況(6月12日)

ヨーロッパ特許庁(EPO)は、6月12日付、最初の欧州単一の公開間近(First Unitary Patents on their way to publication)をの記事を公開した。記事によると、欧州特許登録簿(European Patent Register)には、6 月 1 日の単一特許制度の運用開始後、単一効果を要求する欧州特許に関するデータがけいさいされるようになり、EPOは5月末までに800件の単一効果の申請を受領し、さらに4,500件の欧州特許付与の公開延期の申請を受領している。これらの対象特許は6月と7月初旬に単一効果の申請資格が得られます。この単一効果の申請うち、600件ほどが6月末から7月初旬に向けて、登録簿にけいさいされる。

参照サイト:https://www.epo.org/news-events/news/2023/20230612.html

【欧州】欧州単一特許情報の収録データベース(2月7日)

ヨーロッパ特許庁(EPO)は、2月7日付、その特許情報のサイトに単一特許情報のページを設けており、ヨーロッパ特許の絡む単一特許( Unitary Patent,UP)と統一特許裁判所(Unified Patent Court ,UPC)により発生する法的状況などの新しいデータの各データベースでの収録状況について、 参考になる一覧リストを公表した。

ユーザーがUP関連情報を認識しやすくするため、新しい見出し“C0”が単一特許の内容を示すために用いられ、ESPACENETなど一部のデータベースでは青いサッカーボールのようなアイコンが付けられている。

詳細は、EPOサイトでご確認ください。

参照サイト:https://www.epo.org/searching-for-patents/helpful-resources/unitary-patent-information.html