ヨーロッパ特許庁(EPO)は、11月15日、欧州単一特許ガイド(Unitary Patent Guide)の第3版の改訂版を公示した。改訂版は、2023年6月に発効した単一特許制度の改訂を反映しており、今回は、ルーマニアの加盟(2024年9月1日)、権利の回復、単一登録の延期請求手続き、許可申請(2024年11月1日以降)、MyEPOポートフォリオの新機能、手数料払戻
などが更新されている。
現在 EPO が認可登録しているヨーロッパ特許(EP)の1/4以上が単一特許(UP)に転換されており、制度導入以降、EPの4万件強がUP登録に転換されており、今年は 2.3万件を超えることがよそうされている。
なお、同日に、対ロシア制裁強化が公示されており、ロシアの個人や法人等の出願人はUP取得ができないよう受理しないことが最確認された。
参照サイト: ガイド紹介ページ https://www.epo.org/en/news-events/news/unitary-patent-guide-updated
ガイド https://www.epo.org/en/legal/guide-up/2024/index.html
ロシア制裁 https://www.epo.org/en/news-events/news/unitary-patent-legal-provision-implement-eu-sanctions-against-russia