【中国】「特許出願における援用補充ガイド」発行(12月24日)

国家知識産権局(CNIPA)は、12月24日、イノベーション関連主体の参考になるようにと「発明或いは実用新案特許出願における援用補充の適用に関するガイド(关于发明或者实用新型专利申请适用援引加入的指引)」を発行した。

援用補充制度は、改正された特許法実施細則第45条に新設された制度であり、優先権主張した最先の発明特許と実用新案特許出願の特許請求の範囲、明細書、或いはその内容の一部が欠落(実案は図面)或いは誤った記載で提出した出願人の救済を目的としており、出願日或いは専利局の通知受領日から2か月以内に先の出願書類を援用することで、正しい内容を出願書類に補充することを許可し、元の出願日も保留することができるものである。

本ガイドは、改正された特許法実施細則と特許審査指南に基づき、特許出願人が援助補充制度を正しく理解し活用するように指導し、特許出願関連手続きの品質を向上させることで、質の高い発展を推進することを目的としている。ガイドは、全20ページからなり、主な項目は以下の通りであるが、12件の具体例が参考となる。
一 制度の紹介
二 国内出願での援用補充
三 PCT出願の国内段階移行での注意事項
四 救済

参照サイト:https://www.cnipa.gov.cn/module/download/down.jsp?i_ID=196843&colID=66