国家知識産権局(CNIPA)は、5月30日、地方の関係部署に「特許の転換と活用の特別措置の深化、長期的メカニズム形成加速に関する通知(国家知识产权局关于纵深推进专利转化运用专项行动加快形成长效机制的通知)」(国知発運字〔2025〕16号)を5月21日付で行ったことを公示した。
本通知の内容は、最終年度に当たる「特許の転換・活用特別行動計画(2023~2025年)」の完成に向けて、大学や研究機関の保有する特許の産業化を、主に中小企業を対象にして、大幅に前進させることにある。全体が4つのカテゴリーで14項目を次の通り挙げ、特別措置として成功することを目指している。
1.大学や研究機関の保有する質の高い特許の活性化促進
(1) 需給両面から、転化と連結活動を推進
(2) 大学企業双方の評価が一致した高価値特許の迅速な転化を重点的に推進
(3) AIを利用した特許転化運用の促進
2.特許産業化を通じて中小企業や基幹産業の競争優位性強化を支援
(4) 特許産業化モデル企業の育成を加速
(5) 特許集約型製品の量と質の向上を推進
(6) 産業知的財産権の協同発展メカニズムの建設を加速
3.特許品質の向上による特許産業化促進政策の方向性を強化
(7) 特許関連諸政策の整理・評価
(8) 大学、科学研究機関の関連管理体制の整備を推進
(9) 特許代理サービスの調達政策の実施を全面的に推進
4.特許の転換と応用を促進するための長期的なメカニズムの構築を加速
(10) 特許分類・分類の動態管理メカニズムを整備・改善
(11) 「使用後払い」や「開放許諾制度」などの転換モデルを積極的に推進
(12) 特許転化に有効なインセンティブメカニズムの構築と整備を推進
(13) 開放、協調、効率的特許転化・応用エコシステムの構築を加速
(14) 各クラス、各種の知的財産権サービスの支持基盤を強化
参照サイト:https://www.cnipa.gov.cn/art/2025/5/30/art_75_199889.html