【欧州】EPO「2024年度年次業務評価」の公示(6月24日)

ヨーロッパ特許庁(EPO)は、6月24日、「2024年度年次業務評価(Annual Review 2024)」を公示し、EPO戦略計画2028(SP2028)での持続可能性という目標である人材、技術、高品質な製品とサービス、パートナーシップ、財務の5つの推進力による達成の進捗状況を報告した。

注目される審査関係では、「品質行動計画2024(PGP2024)」を公表し、すべての関係者に目標とする品質活動の透明性を高めており、調査および意見書作成においては、アクティブサーチ部門(ASD)の26万件の調査成果について早期連携を強化し、より質の高い意見書作成を実現し、2024年の成果は予定を15,472件上回り、2023年比+6%増加した。全体として、2024年の調査、審査、異議申立事件の81.9%が期日通りに作成された。異議申立では、2,306件の審査され、異議申立特許比率は2023年の2.4%から22.1%に減少した。

単一特許制度は大きな成長があり、2024年に登録件数が28,000件を超え、全体の普及率は25%を超えた。ルーマニアが2024年9月1日に加盟した。11月には、EPOは単一特許ガイドの改訂版、単一特許ガイドラインの初版が発行された。EPOの単一特許ダッシュボードで最新状況が毎日更新されている。

参照サイト:https://www.epo.org/en/about-us/transparency-portal/general/annual-review-2024