【中国】「自動車業界標準必須特許許諾ガイド」の発表(9月13日)

中国通信院によると、9月13日付、IMT-2020(5 G)推進グループ、中国自動車工学会知的財産権分科会(中国汽车工程学会知识产权分会)、中国自動車標準必須特許作業部会(中国汽车标准必要专利工作组)、業界専門家を組織し、自動車産業の質の高い発展をさらに促進し、異なる産業間の積極的な相互作用と統合された発展を形成するための参考資料として、「自動車業界標準必須特許許諾手引(汽车行业标准必要专利许可指引)」2022年版を作成し発表したので、その概要をご紹介する。

手引は中国で初めて自動車の標準必須特許(SEP)許諾のコアとなる原則とライセンス料算定の原則を説明している。そして、ライセンスでの中心となる原則については、特許権者と実施者のライセンス交渉時の利益均衡の原則、FRAND(公平、合理的、非差別的)の原則、業界チェーンのすべての実施者にライセンスの原則及び違う業界で差異に対応する交渉の原則を遵守することを奨励している。また、合理的なライセンス料算定の原則では、自動車製品に対するSEP技術の実際の価値の貢献度、業界累積ライセンス料率、特許権者が保有するSEP数、特許地理的分布などの要素を考慮すべきであること、SEPライセンス料算定では、トップダウン方式、類似するライセンス契約方式などが採用できることなどが言及されている。

詳細は、下記のサイトと手引きを参照ください。

参照サイト:http://www.caict.ac.cn/xwdt/hyxw/202209/t20220913_408833.htm
仮訳