国家知識産権局(CNIPA)は、2025年上期6月までの特許と商標の登録などの統計データを更新した。これによると、発明特許が前年同期比▲28.8%と大きく減少した。国内で▲27.7%、外内で▲37.8%と内外共に減少した。実案特許も前年同期比▲21.7%減少と中国国内での利用が大きく減少している。各地方政府での積極的な非正常出願対策などがあるためか、発明や改良技術の出願減少が顕著である。意匠特許は、外内が1万件の大台に乗り、前年比同期+30.9%とハーグ協定国際意匠出願による増加が際立っている。国内も前年同期比3.8%の伸びを示している。
商標登録も、前年同期比▲13.6の減少した。国内出願も外内出願も2年連続減少しており、悪意商標出願の対策が効果を上げているが、国内経済の停滞による影響もあると考えられる。
