アメリカ特許商標庁(USPTO)は、8月8日、かねてより問題となっていた中国からの不正な商標出願及び登録商標の5.2万件以上を取消したことを公示した。
公示によると、中国の出願人は以下の通りで、適切な権限や資格を持たずに出願手続き代行しており、こうしたことを隠すために、以下のような不正行為をしていた。
Shenzhen Seller Growth Network Tech. Co., Ltd.
Shenzhen Qianhai Bishengdao Network Tech. Co., Ltd.
Shenzhen Qianhai Be-Victory Network Tech. Co., Ltd.
・アメリカでの弁護士資格を持つ弁護士の協力を求め、その資格情報を悪用して電子署名を偽造した。
・他人の名前を使用して文書に繰返し署名した。
・提出された偽造サンプルの使用した。
・不正にUSPTOでのアカウントを使用した。
USPTO は、こうした出願や登録を商標登録簿から削除することで、情報の正確性を確保するとしている。