WIPOは2018年のPCT特許出願受理件数と統計情報を公示した。出願件数は前年2017年243,511件に比べて、+3.9%増の253,000件(最終件数は確認中)である。
出願国上位ランキングは上記の通りであるが、中国の出願が引き続き+9.1%増と高い成長を示しているものの2002年以来の低い成長率となっている。日本は3.1%増である。なお、インドが+27.2%増(2,013件)、フィンランド+14.7%増(1,836件)と2桁増となっている。 技術分野上位は、下記の通り、デジタル通信、コンピュータ技術、電気機械、医薬、輸送となっている。
出願トップランキングは下記の通りである。
順 | 会社名 | 件数 | 日本企業 | ||
1 | Huawei (CN) | 5,405 | 12 | パナソニックIP | 1,465 |
2 | 三菱電機 (JP) | 2,812 | 13 | ソニー | 1,342 |
3 | Intel (US) | 2,499 | 16 | シャープ | 1,132 |
4 | Qualcomm (US) | 2,404 | 19 | デンソー | 998 |
5 | ZTE (CN) | 2,080 | 21 | 富士フィルム | 962 |
6 | 三星電子 (KR) | 1,997 | 22 | 日本電気 | 947 |
7 | BOE (CN) | 1,813 | 23 | 村田製作所 | 889 |
8 | LG電子 (KR) | 1,697 | 25 | オリンパス | 750 |
9 | Ericsson (SE) | 1,645 | 27 | 日立製作所 | 714 |
10 | Robert Bosch(DE) | 1,524 | 33 | 日立オートモー ティブ | 582 |
参考サイトは下記の通り。
https://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2019/article_0004.html