【欧州】EUIPO 2025年受理件数+7.8%増(1月14日)

欧州知的財産庁(EUIPO)は、1月14日、2024年の商標及び意匠出願の統計情報を公示し、2025年の全体の出願受理件数はが前年比+7.8%であったことを公示した。内訳は以下の通り。

欧州商標(EUTM)出願件数は196,886件(前年比+ 9.1%)、EU加盟国の出願人の出願件数は全体の57.5%をしめており、前年比+9.4%増加した。出願件数が多い上位は、ドイツ、イタリア、スペインであった。EU域外では、中国からの出願が増加を続け、前年比+13.3%増加し、以下、アメリカ、イギリスで、いずれも+4%程度増加している。

指定商品役務では、35類、9類、42類、41類が上位でサービス類が多く、次いで25類、5類と商品が続いている。

州意匠(EUDs)出願件数は、130,849件(前年比+6.0%)と2年連続で過去最高を記録した。EU域外からの出願が全体の52%と初めて過半数を占めた。中国がトップで39,144件(前年比+18.4%)で全体の29.9%を占めた。これに続き、イギリス、アメリカが続いた。EU域内は、ドイツ、イタリア、ポーランド、フランス、スペインの順であった。

2025年12月、EUIPOは工芸品および地理的表示(CIGI)の出願受理を開始し、運用開始から数週間で45件受理し、主な製品は宝石や繊維であった。

参照サイト:https://www.euipo.europa.eu/en/news/euipo-records-the-highest-number-of-applications-in-its-history

【中国】2025年度国内商標出願は0.3%減、登録は12%減(1月13日)

国家知識産権局(CNIPA)商標局は、1月13日、国内商標出願統計を公示した。2025年度の商標出願件数は676.8万件と1.8万件減少し前年比-0.3%減、一方、登録件数は408.3万件と55.6万件減と前年比-12.0%と減少した。出願件数の減少は、下げ止まりの感があり、30万件以上の地域を見ても広東省と福建省以外は増加している。登録件数は、概ねどの地域も10%強減少しており、上位では河南省のみ+5.3%増加している。なお、有効登録件数は、+6%増加している。出願件数の多いトップの地域はに変わりはない。

出願区分の多い上位10区分は下記の通りであるが、9類の電気機械器具、5類の薬品・薬剤、41類の教育文化活動、32類の飲料・清涼飲料が増加している、出願件数の多い区分は全体的に減少している。前年と比べて43類の食品宿泊提供が1ランク下がっている。

参照サイト:https://sbj.cnipa.gov.cn/sbj/sbsj/202601/t20260113_37126.html

【中国】2025年9月までの特許実案登録件数大きく減少(10月21日)

国家知識産権局(CNIPA)が10月21日に公示した2025年9月までの特実意商の登録件数は、意匠を除き、大きく減少した。国内のみならず外国からの特許出願の登録は、発明特許で▲16.9%、実案特許で▲25.9%、商標で▲8.1%と減少し、実案特許は毎年大きく減少している。また、外国からの特実出願の登録が減少しているのは、大きな変化と言える。意匠特許は、ハーグ国際意匠出願の利用増加の結果である。2025年度は、概ね、この傾向が続くものと考える。

なお、最高人民法院の公示によると、2025年1月から9月までの知的財産権一審受理件数は、45.4万件、前年同期比+33.88%増加している。

参考サイト:https://www.cnipa.gov.cn/col/col61/index.html

【中国】2025年第一四半期特許商標登録等統計減少傾向(4月18日)

国家知識産権局(CNIPA)は、2025年第一四半期の知的財産権登録等の統計情報を公示した。詳細は以下の通りであるが、意匠を除き、すべて減少している。出願情報は、商標を除き近年積極的に公示しない方針のため明確でないが、発明特許は前年比▲21%を大きく減少、実用新案は毎年減少している。意匠特許はハーグ国際意匠の導入以降増加に転じている。なお、商標も▲15%の減少となっている。

参照サイト:https://www.cnipa.gov.cn/col/col61/index.html

【中国】2024年6月までの特許登録、知財訴訟情況(7月19日)

国家知識産権局(CNIPA)が公示した第2四半期6月までの特許と商標の登録などの統計データが更新された。これによると、発明特許が前年比+28%増、実案特許と意匠特許がそれぞれ前年比‐12.5%、‐11.4%となり、3月末の時点から増減率がそれぞれ半数ほどになっている。注目は、外国からの意匠特許登録が+2.2倍と急増しており、ハーグ国際意匠制度を利用した出願が増加していると思われる。
 商標登録は+22%増と安定した回復を示しており、外国からの登録も+28.2%増と回復の傾向を示している。また、異議、無効宣告、却下再審は増加傾向を示している。

なお、中国企業の発明特許取得上位5社は以下の通り:
1.Tencent騰訊2533件、2.Huawei華為技術2478件、3.Baidu北京百度2077件、4.PingAn平安科技1944件、5.BOE京東方科技1860件

最高人民法院の公示によると、2024年上期の知的財産権紛争の一審受理件数は24.1万件と前年同期比1.17%増加した。そのうち、刑事事件は4,273件と前年同期比44.02%と大きく増加している。民事事件は22.6万件と前年同期比0.81%増、行政事件は1.1万件と前年同期比2.94%減であった。なお、多くの知的財産権紛争が調停などの方法で実質的に解決されることが増加しており、知的財産権民事一審事件の調停率は74.45%で、前年同期比4.84ポイント上昇している。

参照サイト:https://www.cnipa.gov.cn/col/col61/index.html
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1804973228394875807&wfr=spider&for=pc

【中国】2021年上期の刑事事件情況(7月25日)

最高人民検察院は、7月25日、2021年6月までの全国検察機関の処理した統計データを発表した。今年上半期に検察が受理した各種刑事起訴事件数は前年同期を超え、1,102,975人が起訴審理され、パンデミックの情況下で刑事犯罪の発生件数が再び上昇傾向にあることが明らかになった。

最高人民検察院は昨年、知的財産権検査事務室を設立し、今年より知的財産権刑事、民事、行政の検察を集中的に実施するようになった。特に、北京、上海など9つの省市で知的財産権の集中的な検察業務を行い、知的財産権を保護し、発展を推進している。こうした知的財産関連でも処理強化の結果、件数が上昇している。

1,刑事検察状況
2021年上期の全国の検察が受理した知的財産権侵害事件では、容疑者逮捕4,286人(前年比+99%増)、起訴6017人(前年比+12.6%増)、不起訴540人(前年比-2.6%減)であった。主な起訴理由は登録商標偽造罪と登録商標偽造商品販売罪で、それぞれ2676人と2138人と起訴総数の80%を占める。事件は経済が発達している東南地域を中心で、広東1463人、上海987人、浙江416人、河南371人、江蘇341人を起訴し、合わせて全国の起訴総数の59.5%を占める。

2.民事検察状況
2021年上期の全国の検察が受理し知的財産権と競争紛争の民事裁判では、調停書監督受理事件100件(前年同期53件)であった。主な事件は知的財産権の帰属、権利侵害紛争で合計63件と全体の63%を占める。知的財産権契約紛争は28件と同28%を占める。

参照サイト:https://www.spp.gov.cn/spp/xwfbh/wsfbt/202107/t20210725_524723.shtml