【中国】「国家イノベーション指数報告2024」発行(3月31日)

中国科学技術発展戦略院は、3月31日、中関村フォーラムで「国家イノベーション指数報告(国家创新指数报告)2024」を発表した。

報告によると、世界のイノベーションは、依然として欧米とアジアが主導しており、科学技術のイノベーションが各国の顕著な優位性を示している。中国の総合的なイノベーション能力は、2012年の20位から10位(70.1ポイント)になり、イノベーション資源への投資が継続的に増加しており、知識の産生が傑出しており、企業のイノベーション能力が持続的に向上し、イノベーション環境が徐々に改善されていることから、国の質の高い発展につながっていると評価している。なお、イノベーション能力はアメリカを100とする換算比であり、日本は6位(74.1ポイント)と評価されている。
「イノベーション資源」は5位。 2022年、中国の研究開発費は世界総額の約20.1%を占め、第2位で、アメリカの研究開発費の49.5%に相当する。研究開発費の対GDP比は2​​.49%(2024年には2.68%に増加)で14位となった。基礎研究費は社会全体の研究開発費総額の6.57%(2024年には6.91%に増加)を占め34位である。

「知識イノベーション」は7位。最も引用数の多い論文に占める中国の論文の比率は増加しており、引き続き第1位である。中国の有効発明特許件数は335.1万件で第1位となった。従業員1万人あたりの発明特許数は第8位、工業付加価値額10億ドル以上の意匠登録出願件数も第1位である。
「企業イノベーション」は9位。三極での中国の特許の構成比は10.4%に増加し3位となった。PCT特許(国内段階に移行)の件数は3.8万件で第3位となっている。企業の研究開発費の産業付加価値比は18位、社会全体の研究者における企業の研究者の比率は16位である。サービス産業の技術貿易における知的財産権使用料の比率は20位である。
また、「イノベーションパフォーマンス」と「イノベーション環境」はそれぞれ22位と20位である。
 中国は科学技術強国の目標を達成するために、イノベーション資源投資をさらに増やし、国家戦略科学技術力の体系的配置を強化し、基礎研究と独創的な能力を高め、科学技術システム改革を全面的に深化させ、科学技術イノベーションの環境を最適化し、科学技術イノベーションと産業イノベーションの深い融合を促進し、国家イノベーションシステムの全体的な効率を高め、国の質の高い発展をより効果的に支援し、主導する必要があるとまとめている。

参照サイト:http://www.casted.org.cn/channel/newsinfo/10310